2017年 2月18日~19日
厳冬期飯豊連峰 西俣尾根~頼母木山
初になる厳冬期テント泊に行って来ました
メンバーは言い出しっぺのLTQと登山リーダー小国山岳会所属のEHJ、狭彩山岳会所属のTくん、長井山岳会所属の地下足袋あんちゃん、Sくん、サブリーダーとしてウタマルマンの6名
昨年の2月に長井葉山に小屋泊まりで登った際、参加していたLTQと酒を呑みながら来年は厳冬期の飯豊をやろう!自分の持っている知識と経験を若手に《ウタマルマンはそんなに若くはないのだが》継承したい!と言ってもらい今回の飯豊厳冬期西俣峰〜頼母木山が実現したというものです。
今回の登山計画書(案)装備品リスト共にLTQが準備してくれました。ありがとうございます
当日の朝、国民宿舎の梅花皮荘駐車場に集まり
共同装備品、食糧を分けてザックに、詰め込みます
準備していると地元の小国山岳会会長のHZUが激励の見送りに来てくれました。
ミーティング中
各自ビーコンの電源を入れる
ビーコンテスト中
出発時刻のAM7:30を少し過ぎ出発します
奥川入りの民宿にご挨拶して、そこからスノーシューを履いて歩き出す
しばらくして、いよいよ大曲がりまで急登のやせ尾根を登る
今回登りで一回目の踏み抜き中!まだ余裕の表情
さすが隊長!ラッセルで進む
急斜面はキツイのでこの後交代
時より雲がきれ視界も良くなった
PM2:40本日の幕営場所のオオドミ付近に到着
スノーソーを使い硬い雪を切ってテントの風よけに使うブロックを作っていく
こちらではLTQがスノーアンカーを割り箸をクロスして麻ひもで編んでいる
よし!こんなもんでよかんべ!
ここにテント二張りしよう
完成
外気温を測る為に寒暖計をぶら下げておく
荷物をテントの中に入れウタマルマンのテントは隣りのグリーンのやつでここに寝る時にテント内に雪を持ち込まないようにとザックは外にカバーをして野宿してもらう。
ブーツとアウターシェルはビニール袋に入れテント内へ
食材と火器、コッヘル、【重要】アルコールを持ち隣りの黄色いテントへ移動して明日の頼母木を期待して乾杯!
全ての水は雪を溶かして作ります
どんどん、どんどん作ります
ウタマルマンとEHJ
LTQとTくん
地下足袋あんちゃんと国籍不明の謎の男!!(◎_◎;)
その時の外気温、−11°F
テント内、+10°F
何と温度差21℉(´⊙ω⊙`)
今回の共同食はキムチ鍋!
そこにへパンチを効かせるのが親分特製[YASUKE味噌]
今日ここまでほとんど食っていないので腹がぺこぺこ
こちらはウタマルマン特製ポテトサラダ!
モッツァレラチーズ、ガーリックトースト生ハム、シーザードレッシング付き
もちのロン
〆は煮込みラーメン
すっかり辺りは真っ暗な世界になっていました
だが!
この時この後の天候が悪化することになるとは・・・
明け方、もの凄い風の音でテントがもっていかれそうになり目が覚めました?
外に出ようとしますが入り口が雪溜まりになって出れません。
昨夜の鍋の残り汁にアルファ米を入れておじや風にして腹にかきこみ、外で必要な物だけパッキングして出発準備します。
ここからは帰りのルートを見失わぬようにピンクテープを枝に結んで、枝のない箇所は旗竿を一線状になるように刺して登ります
張り出した雪庇に近づかぬようにと皆に声をかけてルートを指示して歩きます
この場所は4月頃は難無く登れる所ですが下雪が凍っていてその上に新雪が積もりステップが欠かすに結果、右手に迂回する事になりました。
(果敢に挑戦したのはその時先頭のLTQ)
こちらは長井山岳会所属の3名
三匹穴の下段辺りでAM9:20
小休憩してリーダーと相談してここで引返す判断をしました。
当初から10:00をこえて登行はしないと計画書にも記載してあります。この先を目指しても天候が良くなるとは思えません
AM9:30下山開始
途中にデポしたテントを回収して下山
途中、十文字池付近でまたもや隠れたクレバスにハマってしまいました!
かけつけた隊長が手を差し伸べてくれると思いきや
その手にはカメラ?
両脚がつかないし、ちょっとヤバいから早く助けて〜って感じ
思わずゴーグルから涙が溢れてしまいました
\\\٩(๑`^´๑)۶////
西俣まで下山して記念に集合写真をパャ!
お〜
もう里が見えてきました
見よ!
これが隊長の腰ラッセルじや〜
PM4:20
無事に梅花皮荘駐車場に到着!
今回、一緒してくれたメンバーに感謝して
各自下山の報告を入れ
解散しました。