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生きている証し

自然にふれあい、親しみながら子ども達を育てる、そんな生き方!

綱取橋に導かれ

カメラ風景

昨日のことであるが今思うと不思議なので、記録に残しておこうと思う。

小国町小玉川の国民宿舎梅花皮荘に家族で泊まり、川入荘で熱いお湯の露天風呂に入って(お湯の温度は42°に設定しているそうだが最近よくお湯が熱いと言われるらしい)

夜は山菜と岩魚料理に舌鼓をうち、小国の地酒の桜川を呑んで帰る途中、国道113号を車で走っていると弁当沢トンネルの手前の綱取橋の上から見下ろすと明沢川の渓谷に米坂線の架橋がある

何人かがカメラを向けて紅葉もみじ01を撮っていた

紅葉に見惚れて危なくひいてしまうところであった

弁当沢トンネルをぬけた所に広い待避所があり皆そこに車を止めてトンネルを歩いてきているようであった




自宅に正午には帰って来たのだが、先ほどの弁当沢トンネルの景色をゆっくり見たくなり、一人で車を走らせ戻って来た。

この時、小雨も降り他のカメラマンカメラはすでに誰もいない








国道113号から撮った最初の一枚

この時、自分が立っている橋が赤かったことも、橋の名前が綱取橋ということも知らず撮っていました


ウタマルマン一人でカメラを向けるも紅葉も終盤で何となく少しガッカリな気持ちになり数枚撮って帰ろうとしてが橋の下を見ていると渓谷の鉄道のトンネルに向かって何やら道のようなものが見えて気がついたら橋を下りてそこを歩いていた

注意をはらってトンネルとトンネルの間の米坂線を横断し道はまだ続いている
この先に何があるかなど知りもしないのに何度か来ているかのような足取りで先に足を進めていた

今思えば、ひとりでまだ見ぬ場所へ歩いて行ったのが不思議で何かに導かれていたのかも知れない


綱取橋に導かれ







振り返ると手前に米坂線の架橋

奥には先程見下ろした国道の赤い綱取橋が見える

綱取橋に導かれ





写真は撮らなかったが今立っている所までの下りはかなり怖かった!多分途中で滑ったらここでは止まらなかったであろう

綱取橋に導かれ





すると突然、目の前に古い石積みの橋が姿を現した!


そう!!!!

この石橋に導かれて来たのかもしれない

この石橋が旧綱取橋


まるでこの橋に呼ばれて歩いて来たようである

その時は紅葉に溶け込んだその橋が余りにも綺麗で写真を撮る事に精一杯で何も考えずシャッターをきっていました

綱取橋に導かれ



沢に向かって下りて見ますが、ここで足を滑らせたら谷へ落ちてしまうと直感しました

がっ!ローアングルで石橋を入れて紅葉を撮って見たくなり結局下りました・・・

すると橋の上流部に滝が見える絶好のポジションではないですか!


ロープと三脚を持って来れば良かったと後悔しました!

あまり動き回らず手持ちで撮影して見ました。

何という美しい石積みの橋だろうか。

今まで見た石橋の中でダントツである!

おそらく地元の石を使ったのであろう自然の中に調和している

綱取橋に導かれ




先程下った斜面を四つん這いでよじ登り何とか上の古道まで戻り石橋の上から覗き込んでの写真です!


滝をいれて撮りました

紅葉の真っ盛りに来年は三脚持参でまた来ようと思います

綱取橋に導かれ



帰ってきてこの石橋の事を調べてみました

調べていくと明治初期に山形県令『土木県令』と言われた三島通庸が地域開発目指して道路整備を推進した時期、この石橋は明治13年6月宇津峠から着工し、6年歳月をかけ明治19年に完成した小国新道(別名十三峠)の箱の口に向かう束根の松に架けられた綱取橋と分かった

明治14年19月に着工し2年の歳月を費やし同16年には完成したそうです

小国新道でも最も難所とされた綱木山に渡る所に石橋(綱取橋)を架けた事は当時かなりの工事だったと思われます

桜川渓谷の両岸を懸岩が横川をはさむ幽玄境

今見ても当時これを架けた石工の飛び交う声が聞こえてくるようだ





137年前に竣工してかつてはこの橋を多くの先人が往来したのでしょう

今では秘境にひっそりと残る名橋である

何故あの日あの場所にあてもなくたどり着いたか?

今でも不思議である





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